前々回のブログ記事にて、ナノートの用途について書いたが、動画再生機と電子書籍リーダとしての性能は、詳しくレポートしていなかった。今回は、この2点について書きたいと思う。
■動画再生機としての実力
DアニメやAmazon Prime Videoを視聴していると、時々、再生が一瞬止まる事があった。この原因は、搭載しているWi-Fi規格がIEEE802.11 b/g/nの2.4GHzであることによると考えたが違うようだ。
例えば、Amazon Prime Videoの解像度設定は最高画質にすると1時間で約6.84GBのデータがストーリーミングされると表記されている。これをビットレートに換算すると、6.84x10の9乗÷60÷60×8=15.2Mbpsの通信スピードが必要となる。IEEE802.11nの規格は最大600Mbps、我が家のルーターの接続情報を見てみるとナノートとは150Mbpsで接続が確立されていた。
いくらWi-Fi接続が速くても、内部データ処理のどこかにボトルネックがあり、Full HD動画のデータを受け取り切れないのだと考えられる。因みに映像が止まる時にCPUの使用率が100%になることは無かった。
結論としてナノートの動画視聴は最高画質をあきらめることをお勧めする。
■電子書籍リーダとしての実力
漫画を見開きで読むには10インチが必要であると思うが、高解像度(1920x1200)のディスプレイなのでルビもはっきりと視認できる。タブレットスタイルにして縦表示で読むのが良いと思う。
小説を読む場合、PCスタイルの横表示でも良いと思う。同じ7インチの代表としてAmazon Fireとナノートで文字表示の精細さを比べてみた。どちらも見た目で同じ大きさのフォントに設定している。Fireは安いためディスプレイの解像度が低く(1024x600)、画数の多い文字が潰れたり、ルビがぼやけている。
■気なった点
動画再生時に音量を小さくすると、スピーカ、ヘッドフォンからの再生音にプチッ、プチッというノイズが入る。音量を大きくすると発生しなくなる。Bluetooth経由のヘッドフォンならノイズが入ることは無い。
また、Google Play Musicで音声を再生した場合は、音量を小さくしてもプチッ、プチッのノイズは確認できなかった。動画再生に関連するノイズなのかもしれません。DACの後の回路にノイズが飛び込むのでしょう。
今回でドン・キホーテのナノートの関連記事は掲載を終了します。最後にまとめを書きます。
■まとめ
ドン・キホーテのナノートは、19,800円(税別)の低価格で、UMCというニッチ市場にアピールできた良いPCだと思う。UMCに対する敷居がとても低くなりました。
CPUは、Windows Updateや複数アプリを同時に実行できる性能がありませんが、【設定】ー【プライバシー】ー【バックグラウンドアプリ】をオフにすると、操作中のアプリはサクサク動作します。
記憶装置のeMMCは、HDDより速いのでWindowsの起動は速いです。
キーボードは、かな文字と記号が変な位置にあります。右側にシフトキーが無いのと、Capsキーが小さくAとの隙間が無いのが個人的には好ましくありません。タイピングの感触は普通のノートPCと遜色ありません。
本体のポインティングデバイスは、マウスが無い場合に重宝しますが、小型のBluetoothマウスをお供にした方が効率が良いと思います。
携帯性は、8インチタブレットの方が優れていますが、キーボードで文字を入力したい人には優位性があります。
PCゲームは、3Dでなければ問題なくプレイできます。
動画再生は、高画質(高解像度)を望まなければ問題ありません。そもそも7インチなので、Full HDとHDの画質の違いは判らないかもしれません。
電子書籍は、高解像度のディスプレイなので、細かい文字まではっきり読み取れます。
p.s.
これまでのナノートのブログ記事は、全てナノートを使って作成してきました(YouTubeへの動画アップロードを含む)。最終的にはタッチタイピングできるようになってました。GWの「おうち時間」をナノートで満喫することができました。また、Windows10のWindowsキーを使ったショートカットや新しく搭載された標準ソフトでアプリの動画キャプチャや編集ができることを知りました。記事を読んでくれた皆さんありがとうございました。久しぶりにYouTubeに動画をアップしましたが、チャンネル登録者数が0でしたw。良かったらチャンネル登録をお願いします。リンクはこちら⇒まべちゃんねる